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Gibson J-45(1944)              誰もいない所で               静かに泣いてます         まだ泣けるだけマシかと。        愉しげに話す人でも        無傷な人はいないと知る。
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僕のソロアルバム用のデータの

マスタリングやりましょ〜時間ありますか?

と、忙しい音響エンジニアさんから連絡があり

『お願いしま〜す!!』と

雪が降る寒い中を歩いてスタジオへ行ってきた

既にミックスは済ませておいてくれて助かった

とても好い音で

僕の頭で鳴ってる音の質感になってた

頼りになるエンジニアさんです

studio SIMPOのコイズミくん

そして最終的なマスタリングをしました

頭脳と聴力をフルに使うので

煙草をバカバカと凄い本数を吸ってしまったよ

そして、マスターデータを持って帰宅して

すぐに聴いた

いつもの聴き慣れた自宅の音響で聴くのです

自覚している以上に集中していたからなのか

家で聴いていたら鼻血が出てきた・・・(苦笑)

激しい頭痛も・・・もう何回聴いたんだろう


『今度のアルバムは好いよ〜!!』

これは新譜を発売する前にバンドマンが

何度も繰り返して言う薄っぺらい宣伝文句

『コレは好いアルバムが出来た!!』って言葉

僕はそれを口にしてしまった

僕の初のソロアルバムであり

遺作になるであろうアルバム



僕は

たぶん死んで何年も経ってから評価される人間

誰からも高い評価を一度もされることなく

存在すら知られることもなく

静かに消えてゆく人間なのかもしれない

だけど

本当に遺作のつもりで

身を削るように演って作ったソロアルバム

全曲、お客さんを前にして演った

ある日の夜の数分間の生演奏のテイク

密閉されたスタジオで録り直しを繰り返して

切ったり張ったりするのは嫌なのです

リアリティーが無いと考える僕は避けた

やっぱりソロでリリースするなら

生々しいLIVE盤だ

僕は自分の歌も演奏も録音を避けてきた人間

録って聴き直したりもしない


それでも、SIMPOのコイズミくんは

僕の依頼を快く受けてくれて

尽力してくれて

実際、素晴らしい仕事をしてくれた

依頼するならコイズミくんと決めていた

ミス・テイクも敢えてカットせずに

お客さんの咳も僕の苦悩も

そのまま使った

自分の失敗は許せない性格の僕ですが

そのミスも含めて『僕なのです』という内容





一応、発売日が決まったら告知するつもりです


まさに渾身の遺作です

『木村辰也を生で聴きたいなぁ』とか

『木村辰也を生で観たいなぁ〜』とか

そう思ってくれる時には

もう僕は死んでると思う

舞台の上では

いつもそう想いながら歌ってる



『これが最後の演奏になるかもしれない』と。




僕は独りで演る時、事前に曲を何も決めない

ギター抱えて座ってマイキングしてもらって

お客さん達の雰囲気を感じ取って

それから何かが憑依したかのように

瞬間的に歌と演奏という行為を始める





本当に僕の歌を生で聴きたいと思う頃には

時既に遅し・・・

もう僕はいないから(苦笑)



その時、僕の録音された歌を聴いて

僕が歌と共に込めた詩の意味を知り

きっと君は泣くのだろう・・・


僕は妖しい陰の存在

僕の歌は絵のように引き裂いたりできないよ

CDだからディスクを割ろうと思えば割れるけど

そういう意味じゃなくてね・・・




手紙に書いたり会話として口にはするけれど

本当は僕の辞書に『じゃ〜またね』は無いのです


心の中では・・・そう考えています




一日でも早くソロアルバムを発売したい

僕の遺作




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無題
また、息が出来なくなってしまいました。
○○○ 2011/02/15(Tue)08:36:05 編集
呼吸!
呼吸をしないと死にますよ!!

一緒に死んでくれ〜と言うのなら

一緒に死んであげますよ

J-45 2011/02/16(Wed)02:06:03 編集
無題
うれしいな。

でも、『じゃ〜またね』は無い…

なんて、言わないで下さい。

何回も、何度も、
死んでも、生まれ変わっても

また、会いたいのです。

悲しいと、
息の仕方が分からなくなるのです。
○○○ 2011/02/16(Wed)02:31:38 編集
死ぬこと
僕が最悪に気が狂ってる時

電話して

一緒に死んでほしいと言ったら

即答で『いいですよ!』と言ってくれた君

もう死ぬなんて言わないよ

あの時はゴメンね。

僕は200歳まで生きてギネスに載るから。

J-45 2011/02/16(Wed)05:15:50 編集
無題
うん。
○○○ 2011/02/16(Wed)08:33:56 編集
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