かなり朝早くから
磔磔の照明機材メンテナンス作業があり
職種の違いこそあれ
普通の会社員でいうと朝8時頃に出勤ってのが
午前２時出勤やもんね
それから通常の夜までですから細かい記憶ナシ
んで、立ち会っていたのですが
照明会社のスタッフ達の皆々が
昼食にゾロゾロと出かけてったので
お店にはポツンと僕ひとり

しばらく磔磔の音響システムで
大きめにンデさんを流してたのですが

なぜか急に
過去に自分達がリリースしたCDを
1stから順番に全部聴いてやろうと思い立ち
誰もいないから爆音で聴いてしまった

結局、時代には消費されなかった音源ですが
大きな音で浴びてたら楽しく嬉しくなってきて
説明しようのない感情が込み上げてきた

怒りと焦燥感だけで叩きつけていた曲にさえ
妙な多幸感を受けてしまい

自分で言うのは寒いけれど
制作中にはジンマシンが出るほど集中して
当事者以外には気付かない遊びも編み込み
僕らの生み出した数枚の音源は
まったく世間に消費されることなく消えてくけど
本気で名盤を作る精神状態でいた四人の気迫が
それぞれに収録されていたのも再確認できたし
まるで悔いはない

街で垂れ流されてる雑音とは
投げてる方向が違いすぎたんだな
自分達の立ち位置も定まらないままだったし
お気楽な曲も無い

でも、独りきりで大きな音で聴いてみて
いろいろと感心した

これらはヘッドフォンミュージックじゃないな
やはり全身で大音量で浴びる音楽だった

あんなに大きな音で聴いたのは初めてかも

自分が書いてきた詩たちから
心臓を握り潰されそうな感覚になり
少しだけパニックになった

言葉の端々に
当時の僕の心の叫びが
混ぜ物ナシで練り込まれていたんだな

途中で気を失うかと思った。


たぶん気付いてる人はいないと思うけど
僕は昔から誰と話す時でもロックだとか
ロックンロールという言葉を口にしない

なんにも深い意味なんてないよ
ただ口にしたくないだけ、それだけ。



あんぼくんに借りた本『老人と犬』
予想以上に面白かった
それまでJACK KETCHUMを知らんかったもん

あんぼくん
ボリス・ビアンあたりは好きかなぁ〜

ワンピースという漫画も貸してくれたけど
その漫画を一度も読んだことないから
ストーリーも何も知らないけど
酒呑んでる席で清水が
そのワンピースって漫画の話をしだすと
熱く語りだして泣くから要注意です

まぁ〜少しづつ読むわな

あんぼくん、ありがとう