今朝の５時でした
つけっぱなしのテレビを何気なく見たら
金髪の爺さんが介護されてる映像が

『ウォ!!馬之助やッ!!』と僕は大慌て！
テレビの前で食い入るようにしばらく見てた

子供の頃、上田馬之助が本当に怖く怖くて・・・
もちろん、シンにも震え上がってた
とにかく訳わからんほどビビリまくっていた
その頃だと思うけど
近所の市民体育館に新日本プロレスが来て
大人に連れられて観に行った時も
すぐ近くで竹刀を振り回して暴れまくってるから
足ガクガクに震えながら逃げまわった恐怖の記憶

＊狼軍団には僕の大好きなマサ斉藤もいた

それからしばらくは夜中寝ていても
夢の中まで馬之助とシンは追いかけてきたもん

十年ちょっとくらい前だったと思うけど
馬之助が事故に遭ったニュースを知って驚いた記憶
プロレスラーゆえに体は頑丈やし死ななかったけど
胸から下が動かなくなった
そんな状態になってしまったから
何度も何度も死のうと思ったらしいけど
体が動かないから何もできない・・・
プロレスラー仲間がお見舞いに来るたびに
大声で泣いたらしい

今も手は半分握ったみたいなまま固まってるし
体のほとんどは神経麻痺で感覚は無いらしい
だけど手だけは常に激痛があり
爪を切ってもらってる時も苦しんでいた

そんな状態になってから結婚したという
奥さんの体もガンだと言ってた・・・
再発を恐れながらも献身的に介護してた
『もし私が先にいなくなったら、この人は・・・』
と、心配してた

残り少ない髪を今でも金髪にしてる馬之助
肺の機能も三分の一まで低下してるから
声も小さくゆっくりとしか話せないみたい
首も動かせないような状態

それなのに写真を頼まれたら
口を歪めてヒールの表情するから泣けてきた

あんなに僕が怯えていた馬之助が・・・

シンと馬之助は本当に本当に怖かったのです


そんなこともあり
今日は一日中
馬之助や昭和のプロレスのことを考えてた

いろんな人生があるんだ！人生ってヤツが！

谷津じゃないよ